映画「雨空とラジオ」第25回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭にて入賞

短編映画「雨空とラジオ」(監督 大根田良樹)が第25回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭 短編映画コンクールにて入賞しました 

映画祭、関係者のみなさま本当にありがとうございました 

大きなスクリーンでこの作品を観たのは初めてで勝手に一人で感動してしまいました 

また、審査委員長の伊藤俊也監督から悔しくも嬉しい金言をいただけたことはこれからの糧になりました 

いつかグランプリが取れるように今後も頑張りますので、よろしくお願いいたします 

小津安二郎記念・蓼科高原映画祭 - 短編映画コンクール

小津安二郎から21世紀の映画へ今年第21回を迎える蓼科高原映画祭・短編映画コンクール。4月から募集を開始し167作品の応募がありました。一次審査、二次審査を進め、入選10作品を決定しました。 伊藤俊也審査委員長による厳選なる審査の結果、以下の通りグランプリ、準グランプリ、入賞作品と一般審査員賞が決定しました。 グランプリ   該当作なし   準グランプリ   『ガラッパどんと暮らす村』 若見ありさ   視聴する 【審査委員長 品評】 河童は、日本各地に伝わる伝承の中の生き物として、人気者のトップグループにいる。その伝承話の宮崎県都城市三股町編というべきか、この地に伝わる河童はガグレあるいはガラッパと呼ばれているが、先ず、河童の一般的形状からその特性、特に子供が相撲の相手に誘われ、代わる代わる新手が現われ、疲れ果てたところを川に引きずり込まれて、挙句は尻を抜かれるというプロローグに始まり、次は家の直ぐ脇の溝を伝って季節ごとに山からガラッパどんが集団をなして降りてきて、やがては再び山へ戻っていく、ガラッパは冬には山の神になるという「ごぜ溝のがらっぱどん」、ある晩老夫婦の所に現われた小さい緑色の生き物におにぎりを与えたがゆえに、後に老夫婦は分限者になったという「夕暮れの訪問者」、最後に子供が河童に川へ引き摺り込まれないように、知恵を廻らし遂に勝利し、ガラッパをその地から退散させたという母親の物語「あくまきとがらっぱどん」の三部構成仕立てのアニメーションが本作である。ナレーションに土地の方言を活かし、男、女、男、女と変化をつけ、時には実写を交えた素朴な動画の味わいに、擬音、音楽にも目配りを利かせて新味は出しているものの、かつて市原悦子と常田富士夫のコンビで名を馳せた「まんが日本昔ばなし」の傑作群があるだけに、割を食うのは致し方ないだろう。 入賞   『雨空とラジオ』 大根田良

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